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新国立劇場で、マクミラン版の「ロミオとジュリエット」を
急遽、当日券で観に行きました。 小野絢子さんが主演なので、観に行きたいっ・・・とは思っていたのに 結局チケットは取っていなかったのです。 7月のABT来日公演、9月にはKバレエの「白鳥の湖」と 大枚をはたいたので・・・(笑) けれども、月末になっていくらか余剰金があったのと(所帯じみててスミマセン) しかも相棒が「会社の飲み会だから遅くなるよ」と言うので! で、三階席の安いチケットで、鑑賞してきました。 バレトンインストラクターのようこちゃんに「一緒にいかない?」と、メールしたら 「行きたい!」と即答してくれました(笑) ようこちゃんは、マクミラン版のロミジュリが大好きな人で、 ずいぶん前から、私に「violettyちゃんにも観てほしい!」と 勧めてくれていたのです。 なので、一緒に鑑賞できてうれしかったです。 以前、ストイック先生とその奥様先生から、 ☆バレエを観に行くときは、演目よりも「××版」ということが観るべきポイントなので、 そのことを気にするようにしてください。 ☆「マクミラン版」は、イギリスの演劇的な要素が強いバレエで、 末端の脇役に至るまで、詳細な演技が設定されている。 脇役のアドリブ(ふつうは多少あるものなのだけれど)がまったくない。 ので、舞台のすみずみまで楽しめる。 と教わったことがあるので、今回はそのことを気をつけて鑑賞・・・・・ しようと思ってたのですが!!! 私は小野絢子さんが大・大・大好きなので、 つい「小野絢子さんのジュリエット」ばっかりメインに堪能してしまったのでした 素敵でした・・・・^^ 1幕の、ロミオと出会う前の少女っぽいジュリエットは、 仔馬が跳ね回るような躍動感で、小野さんのピュアな外見にぴったり! そして、ロミオに出会ってからのジュリエットの色っぽいこと。 先月アラジンを見たときや、以前「オディール」を見たときにも感じたけれど、 この人の踊りは、とても大人っぽいと私は感じます。 うまく言えないけれど、あまりにも踊りが自然な感じで、 子供っぽさがまったくないというか、とても成熟した内面を感じるというか、 静かな色気みたいな、そういうのがあるような気がします。 なので、「まだ子供のジュリエット」のほうが作っている感じで、 「恋を知ったジュリエット」のほうが、小野絢子さんの本領発揮!という演技に 感じられました。 ああ〜素敵・・・。今もありありと脳裏によみがえります。 あと、昨日はティボルト役だった、マイレン・トレウバエフさんという人も 好きです。とても演技派で、いつも目立っています。この人が演じると、 とてもリアルな役に感じる・・・。 アクの強い役しかみたことがないけれど(あ!でも、白鳥の王子の友人役も見たことある) この人のロミオとか、ちょっと見てみたい。 すごくロマンティックなロミオになりそうな気がする^^ そう、そして。そのロミオなんですが。 デニス・マトヴィエンコさん。 私は、いまいち・・・はじめあんまり好きじゃなかったです。 外見とかそういう意味じゃなくて(いや、そういう意味もあるかな) 1幕のロミオなんか・・・・ちょっと「おっさん」な感じ。 1幕のロミオは、ジュリエットと知り合う前は「遊び人のボンだった」っていう 設定だとは思いますが、それにしたってなんか「やさぐれた遊び人のおじさん」みたいな・・・ 二人が知り合って引かれ合ってくところなんか、小野さんの少女のようなピュアさとの 対比が際立ちすぎて(笑) 「あ〜 ジュリエット!そんなオヤジにだまされちゃダメだ!!」という気分に。 マトヴィエンコさんのファンの方がいたら、ほんとにごめんなさい^^ でもでも、2幕から後はロミオもぐんぐん少年ぽいキャラが見えてきて (気のせい?でも、ようこちゃんに言ったら「ロミオも、だんだんノッてきたんじゃない?」 とのこと。そうかも) 最後の、仮死状態のジュリエットと踊ろうとする場面なんか、 恋人の死をとてもじゃないけど受け入れられない、いい意味での青年の 乱暴さみたいなエネルギーがあって、けっこうこみ上げるものがありました。 確かに、先生がおっしゃった通り、町の広場の場面など 脇役に至るまで、何か会話や小競り合いや、それぞれの人物造形に 厚みがあるとは感じました。 ただ、バレエは台詞がないので、脇役の細かいマイムの意味まで把握してから 観ると、もっと面白いのだろうと思いました。 初回の鑑賞では、なかなかそこまでは至らず 何度か観るうちに、もっと色々なことを楽しんでみたいな、と感じました。 あと、音楽もキャッチーで、練習曲などにもアレンジされた馴染み深い曲が多いのと同時に、 少し怖い・・というか、聞いているだけでエネルギーを使うような 感情をいやがおうにもかき立てられるような、不安な和音も多く、 その点で、少ししんどかった部分はあります。 大好きか・・・と言われると、そんなわけで「まだよくわからない」という 印象の演目でしたが、今回初めて鑑賞できてよかったです。
by violetty
| 2011-06-30 13:35
| バレエ観に行った!
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